聖職者としてありながら残忍な面を持つ人を表現したインスト曲と
その人の傀儡として生きた女性の人生を表現したインスト曲です。
つまり主従まるごとセットですね!(意味不明)
以下に色々書き連ねますが、あくまで製作時はこう思いながら作ったというだけの話です。
同時期にご依頼いただいたのでメドレー形式も思い浮かびましたが、お二人の情報を見させていただきましたところ、あえて別々に作った方が良いと判断しました。
むしろ、別だからこそできることをしようと。
主人の傀儡であるということは主人の影響がとても強いということなので、主人の曲を作ってから、そこに含まれるフレーズを抽出して傀儡の方の曲に入れ込みました。
音色も似たようなものを使っているので、割とわかりやすいかと思います。
主人の方の曲は冒頭のピアノメインの部分を『美しいものを愛する』イメージで作成しました。
そこから恐ろしい夜の貌へと変貌。激しい曲調で『残忍さ』を表現しています。
そして最後は『神父のようでありながら恐ろしい何か』というイメージで作成しました。
あとこれはここだけの話なんですが、80秒あたりから少しだけ咀嚼音を入れました。
自己満足で入れただけなので、あまり聞こえないと思います。
でも自分が満足したら作品もよいものになる可能性があると思うので。
全体的にホラーな雰囲気が漂ってしまったのは私の趣味です。
夜の貌の方が好きだったというか……はい。
まあ、おまかせにするとこういうことになります。ということです。
傀儡の方の曲は、自我が薄い状態で自分ですら自分が何を考えているのかわからない。
そんな状態を57秒くらいからと107秒くらいからのノイズで表現しました。
そして、その状態でも忘れられない1つの思い出への感情を冒頭や、57秒以降に詰め込みました。
愛おしさであったり、悲しさや虚しさ、そして懐かしさのような思いもあるかもしれません。
では18〜57秒の間は何なのかというと、ここが『傀儡』の部分です。
この部分の冒頭あたりに主人の曲のフレーズが使用されています。
主人の残忍さに加担するおぞましいお人形。………好き!!!
おっと取り乱しました。
そこから繋がる57〜82秒部分の舞踏曲っぽさは、もうズバリ『主人に踊らされている』からです。
でも、それで終わっていないということは、決して踊らされていただけではなかったということです。
自分の願いを見つけ、辿りつき、眠りにつくのです。
そうであってほしいという私の願望もこもっていますが、あまり気にしないでおきましょう。ええ。
どちらも途中でテンポが変わる曲になりました。
前回もそんなことしてたのでマイブームなのかもしれません(自覚なし)
まぁ、テンポを変えると簡単にいろいろな場面を表現できるということだとは思います。
今回はおまかせに乗じて目分量でテンポを変えたので楽だったのですが、きっちり変えろと言われたらめんどくさいとは思うでしょうね。
そういうご依頼を頂いたら全力で作成しますけど!!!
趣味では作らないかな……たぶん……
期限ギリっギリまでお待たせしてしまい、失礼いたしました。
人生最大レベルで体調が悪くなってしまいまして……
具体的には全身の倦怠感が強く、指先を動かすのですら困難な日までありました。
でも納品できたので、終わりよければ全てよしということにならないかなぁ……。
とまぁ私の体調は置いておくとして、
主従同時という魅力的な考慮要素が増えるご依頼ありがとうございました。
お二人それぞれがとても魅力的な方で、その雰囲気を表現できればと奮闘させていただきました。
気に入っていただければ幸いです。
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ラベル:お仕事